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船上用・陸上用水産加工機械製造販売

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堺打刃物

当社所在の堺には、伝統産業として「刃物」「線香」「敷物」などが有名です。

水産加工にも関係のある「刃物」について、勉強させていただくため、「堺打刃物製作体験フェア」に参加させていただきました。

今回は、鍛冶作業が完了した地金(軟鉄)と刃金(鋼)からなる素材を頂き、研ぎ作業から体験させていただきます。


刃金板を裏表から地金でサンドイッチした素材のようです。
詳しくはhttp://www.sakaihamono.or.jp/hamono06_a.htmlで説明されています。

初めの状態では板のままで、シノギさえありません。

まずは荒削りです。

このような「円砥」という大きな研磨器を用いました。

削り方は、とてもシンプルです。
木に素材をはめ込み、

回転する砥石に押し当てます。

この作業は「荒削り」と言いながらも、
シノギをつけ、刃金が出るまで先端を削り、刃先も付けます。
この時点で、すでに切れる刃になっています。

この後、仕上げに「羽布研磨」を行います。

この工程で、削った表面を滑らかにします。

よく、部品の仕上げ作業で「バフ研磨」という言葉を使いますが、
漢字で書くと「”羽布”研磨」なのですね。

羽布研磨後はこうなります。

刃先はこのように。

その後、銘入れを行います。
タガネとハンマーで打刻しますが、この作業だけでも、技術が問われる作業です。

その後、刃先の仕上げ研ぎをおこないます。

後は、柄(持ち手)を取付て完成。
この作業は、全て職人さんにお任せでした。

まず、刃を熱します。

その後、柄に差し込んだら、ハンマーを用いてはめ込みます。

これだけで柄の取付完了。
接着剤などを使いません。
木でできた柄の中で、鉄に発生するサビがからみつくことで、一体化するとの事。

錆止めの油を塗布したあと、化粧箱に入れていただき完成です。

この包丁、使ってみると、とてもよく切れます。
当社で使用している機械刃とは製造工程は違いますが、刃物の町として有名な堺で育った会社ですので、「さすが刃物で有名な堺の会社が作った処理機だ!」と言って頂けるよう、日々精進いたします。